301.Ornette Coleman / The Shape Of Jazz To Come(1995年 / 7567-81339-2)
私がJazzという言葉から最初に連想するのが この音。Rock原体験に例えると BeatlesやBob Dylanを聞く前に いきなりVelvet Undergroundの洗礼を受けた感じか...
友達と背伸びをしてJazz喫茶などへ潜り込み 煙草を吸っっていた頃 自然に刷り込まれたようですね。
渋谷の百軒店には まだRock喫茶などがない時代。Black Hawkがぼちぼちニューロックとやらを流し始めた頃。
302.Carl Perkins / The Greatest Hits 20(1989年 / 20DN-83)
正直なところ Blue Suede Shoesは Elvis Presleyの方が馴染み深いのです。私にしては珍しく原典を尊重。
歌はCountry臭が強いものの 後のCountry Rockを連想させます。歌唱も演奏形態も この時点で既に完成。
逆にPresleyのような新たな展開は望めなかったということでしょう。Eddie Cochran同様 Guitarが格好よいです。
303.Quincy Jones / Walking In Space(1988年 / 396 993-2)
Jazz Rockなどと称して Blood Sweat &TearsやChicagoなどが持て囃された時期ですが 結局米国白人Jazz Rockが R&BやB B Kingの焼き直しの色合いが強いのに対し Jones師の総合力を見せつけられた形。
ただCoryellやMcLaughlinにHendrixなど新感覚のGuitaristが注目を浴びる中 些か創造性の欠如したEric GaleのGuitarが 当時のRock小僧にとっては減点要素だったのも事実。(今は楽しめます)
304.Traffic / Traffic(1987年? / CID 9081)
Beat Group世代としては 関心はもっぱらWinwood氏でしたが このAlbumでFeelin' Alrightなどを聴き ようやくDave Masonを認知した次第。
そしてAlone Togetherまで聞いてしまいました。その後も折に触れ 何枚か聞いております。ただそれ程引き出しのある方ではなさそうです... やっぱりWinwood氏のForty Thousand Headmenが好いです...
305.Prahlad Brahmachari / Soul Of The Baul(1986年 / VDP-1101)
CDの帯によると「ベンガルの民衆の魂をうたう歌! それは心の内なる神との合一を願って、また、その悦びの表現として歌い踊られる!!」とのこと。
何故か民俗音楽の帯は妙に格調が高いので恥ずかしいです。もちろんビクター音楽産業株式会社です。
奥様のクムクムさんの歌が好いです。Maria MuldaurさんLinda Thompsonさんをうっかり想起。
306.Billie Holiday / Lady Day(19年 / 32DP 482)
誰の影響だったのか 私はFemale Jazz VocalといえばElla Fitzgerald派でした。多分 Jazz VocalといえばScattという思い込みが強かったためか Billie Holidayへの興味は薄かった記憶が。
よくよく思い起こしてみれば Billy Holidayが苦手というよりも Strange Fruit絡みで人種差別などを熱く語るJazz Fanが苦手だったようです。
Lester Youngなど 辣腕奏者と節回しを競い合う様子がいつ聞いても新鮮で 愛聴しています。
307.Neville Brothers / Yellow Moon(1989年 / D22Y3354)
Neville Brothersも見事な演奏ですが 新たな彩を添えたDaniel Lanoisにも驚嘆。
The Bandに新たな息吹を吹き込んだAllen Toussaintと どちらがすごいかなどと比較してしまいます。
この傑作を前にしても ついつい演奏者以外の要素を考えてしまう疑り深さは 長くPopsを聞いてきて 純粋無垢な気持ちで音楽と接することが出来なくなってしまったためのようです。
308.Robbie Robertson / Robbie Robertson(1987年 / 24160-2 )
この時期のDaniel LanoisものU2 / The Joshua TreePeter Gabriel / Soと比較すると 些か分が悪いですね。
そんなこともあり 高品質ながら私の中でThe Bandの格付けに大きな変動をもたらした罪作りなAlbum。
同時期のNeville Brothersと比較しても この時期 根源的な創造意欲が希薄だったのではないかと思わせるほどの作為性に興味津々。
309.Frank Zappa / Hot Rats(1987年 / RCD10508 )
Mothers Of Inventionの熱烈な信者から 「Pops小僧のお前に分るか」と挑むような調子で聞かされたFreak Out!など初期の作品が理解できず 悔しい思いをした記憶が。
そんな心の傷から 逆に私でも付いていけるこの時期の作品を 素直に好きと言えない屈折した心情が。
一頃のPharoah SandersやGato BarbieriのSaxのように沸々と煮えたぎってはいませんが 旋律がマグマのように間断なくあふれ出るZappa師のGuitarに驚愕。
310.Queensryche / Operation: Mindcrime(1988年 / CDP-7-48640-2 )
当方不案内なHR/HM分野の定点観測をするにあたって Dream Theaterとともに検討対象としたもの。
この時点の完成度は高い反面 物語仕立てから来る読み切り完結感は否めず 新たな展開を期待した私はついDream Theaterの方に傾きがちに。とはいうものの このAlbumはDream Theater / Images And Wordsとともに 繰り返し聴いています。
311.Booker T. & M.G.s / The Best Of(1986年 / CDSX 046 )
BassがLewis Steinberg時代のGreen OnionsとAl Jackson没後のUniversal Languageは個別のAlbum。
それなのにDonald "Duck" DunnがBassの全盛期の演奏は このBest盤で済ましています。何か変ですね。
Time Is Tightなど Al JacksonのHigh Hatの刻むRhythmが実に心地よいです。
さらにいつもの抑制の効いた演奏に加え Melting Potなどの熱い演奏が聴けると 得をした気分になります。
312.Paul Rodgers / Muddy Water Blues(1993年 / VICP-5231 )
稀代のVocalistが手練のGuitaristと組み Muddy Watersの楽曲に挑むという企画もの。
長屋暮らしの浪人の傘張りのように貧相なCut Looseでは心配しましたが このAlbumを聞いて一安心。
私の興味はSlashにBrian SetzerやRichie Sambora。またBrian Mayとは この時から相性を悪くないと思っていたので 新生Queenに加わった時も それほど違和感はありませんでした。
313.Cure / Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me(1990年 / POCP-1881 )
今のところCureは Best盤のStaring at the Sea: The SinglesDisintegrationとこのAlbumのみという状態。
Robert Smith氏は 昔からぽっちゃり王子の傾向があったのかもしれませんが あんこ型にはならぬように気をつけて...
それにしても17曲で70分超の大作は 私の年齢では少々辛いです。
314.Yazoo / Upstairs At Eric's(1997年 / WPCR-1325 )
いわゆる「ディスコもの」にSoulfulな歌を合わせるという手法は Giorgio Moroder / Donna Summer組の一連の作品などで慣れ親しみ 嫌いではありませんでした。
もっともDonna Summerは灰汁の強さに警戒心が働き 迂回して洗練された英国ものに食指を。
ただOnly Youと聞けば ついPlattersキング・トーンズを思い浮かべてしまう爺には ちょっと気恥ずかしさも。
315.XTC / English Settlemant(1995年 / VJCP-3116 )
これは好いですね。今でもかなり頻繁に聞いています。
Vinyl時代のBlack Seaもそうでしたが CD時代のSkylarkingとともに特に欲しいものがない時 五月雨的に思い出したように入手。
たかだか30年程度の経歴のBandながら 私にとっては壱番館の洋服やシャツのような威圧的な高級感はないものの タニザワの鞄やヨシノヤの靴に丸善の傘のような安心感・安定感が好いです。
「ジョージア州アセンズ公演では、REMという地元バンドが前座を務めXTCのコピーを演ったそうだ」解説:市川哲史(P5)より。
316.Johnny Winter And / Live(1990年 / CSCS 6008 )
Vinyl時代からの愛聴盤。(音源はTapeですが...)60年代Pops小僧としては Johnny Winter以上にMcCoysで鳴らしたRick Derringerに惹かれるものが。
そもそもJohnny Winterの咽喉声には違和感が。一節太郎とエノケン翁のだみ声の違いかも...
さらにHowlin' Wolf師のShoutとは 徳川夢声さんと山崎バニラちゃんの活弁の語りほどの隔たりを感じてしまうのですが Rock'n Roll中心のこのAlbumなら 大正琴のバニラちゃん同様に完璧に許容範囲内ということか。
317.スパイダース / NEW BEST(1993年 / PHCL-2027 )
あまり聞かない曲も入った25曲とか30曲といった豪華なBest盤に比べ 全部で16曲とまさにお手頃。
「フリフリ」と「黒ゆりの詩」が入っていませんが 「ウーワー・ウーワー・ウーワーワー」の「ヘイ・ボーイ」と「注射ピュッピュッ!」の「恋のドクター」が入っていますので まあまあ満足しています。
318.トルコの軍楽 / オスマンの響き(1987年 / K30Y 5105 )
不朽の名作です。今でも発売されている永遠のロングセラーかと。
「アイーダの凱旋行進曲」「タンホイザーの入場の行進曲」「 星条旗よ永遠なれ」「双頭の鷲の旗の下に」「クワイ河マーチ」「史上最大の作戦」も クレージーの「ゴマスリ行進曲」「ホンダラ行進曲」でさえ この迫力には敵いませんね。
軍楽隊との関連は希薄ながら 古典音楽として収録されているケメンチェ独奏と歌も好いですね。
319.Van Dyke Parks / Song Cycle(1997年 / WPCR-1441 )
昔からBeatles以前のMusicalやStandard Songに慣れ親しんだPops Fanには中々言及しづらいAlbum。
この程度の品質の音楽には 幾度となく接していましたから...
親切な中古レコード店のお兄ちゃんが このAlbumとDino Valenteを 私にお取り置きしてくれたのですが わたしはDino Valenteだけを受け取り その後このレコード店には行けなくなりました。
結局は こうして聞いているのですから あの時 素直に購入すべきだったかも。なんとなく その筋の人と思われたくなかったのでしょうね。
320.Earth, Wind & Fire / The Very Best Of(2005年 / MHCP 828 )
「アフリカへの回帰や普遍的な愛のメッセージを、ソウルからジャズ、ラテン、アフロ、ディスコまでの要素を盛り込んだ洗練されたサウンドにのせて、高らかに歌い上げた。」 (ミュージックマガジン増刊 "ミュージックガイドブック 1994"(P222 渡辺亨)より)。
このような講釈が鬱陶しいし 宇宙とかピラミッドは胡散臭いし Albumを買うこともありませんでした。
距離を置いていた割に 知っている曲が多いので吃驚仰天です。

     

                                    
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